【2021秋 座談会:後編】家づくり中のあなたに教えたい…失敗・後悔したこと

豊栄建設で家づくりをされた施主様にざっくばらんに語っていただくオンライン座談会「オーナーズボイス」。前編では、S様(札幌市)、T様(江別市)、F様(苫小牧市)に家づくりの思い出などをお聞かせいただきました。

後編は、大好きな家だけど暮らしの中で気づいた「こうしておけばよかった…」というお話。

家づくりを考えている、まさにいま家づくりをしている方々にぜひ読んでいただきたい、貴重な体験談をうかがいました。

 


暮らしてわかった「付けておけば良かったもの」

➖率直にお聞きします。「こうしておけばよかったなあ」と後悔していることはありますか?

S様 ベランダの屋根を付けなかったのは失敗だったなと。異常気象もあってか、晴れ予報でも雨が降ってくることが増えましたよね。今日は大丈夫だろうとベランダに洗濯物を干すと、突然、パラパラと雨が降ってきて大慌てで取り込むということが7年も住んでいると何十回とあって、そのたびに屋根を付けておけば…と後悔しています。

T様 屋根がないと、積雪の多い札幌は雪も積もりそうですね。私たちが住む江別はもっと雪が多いのでベランダをやめたんです。

S様 あー雪!そうなんです😅ベランダにも積もるんですよ〜。放っておくと窓が埋まってしまうので、子ども用の小さなスコップで雪かきしています。これも、屋根があったら楽だったのかなってちょっと悔やまれます。ただ、わが家は旗竿地で日当たりを考えて2階リビングにしたので、ベランダに積もった雪の量で外の雪かきのタイミングがわかる便利さもあります。

➖F様はいかがですか?

F様 1年住んでみて、ランドリースペースと同じフロアにファミリークローゼットをつくればよかったなと、すごく後悔しています。うちはランドリースペースが1階なので、1階で洗濯して干すんですけど、取り込んだ衣類を2階まで持っていかないといけないんです。これがプチストレスで。

S様 あー!わかります!わが家は2階に水廻りがあるので、畳んだ衣類を片づけに行くのは1階。登り降りが逆ですけど、プチストレスってわかります!確かにそうです。1フロアで家事が完結できたら便利だろうなって思いますよね。

その点、T様は工夫されていた印象です

T様 はい。洗濯機が1階なので干すとき2階に行くのですが、乾いた後はハンガーに掛けたまま2階の寝室に設けたウォークインクローゼットへしまえるようにしました。仕事の日の朝は、ウォークインクローゼットから着替えを持って1階へ下りて、肌着や靴下などを入れているリネン庫がある脱衣室で着替えるんです。家事動線がよくなっただけでなく、朝の慌ただしい時間に階段を上り下りする回数も減ったので、ファミリークローゼットは無理でも、脱衣室にリネン庫を付けておけば、かなり楽だと思います。おすすめですよ。

➖他にはいかがですか? どんな小さなことでも構いません。

S様 シューズクローゼットの照明スイッチの位置なんですけど。

F様 あ〜!うちもだ〜。スイッチの位置、すごくわかります。

S様 シューズクローゼットの入口横にスイッチがあるんですけど、場所が上がり框に近くて。家族みんなで出かけるとき、知らないうちにスイッチに体が触れて照明が点いたままのを気づかず外出しちゃうことがあるんです。スイッチをシューズクローゼット内に付けておけばよかったな〜って思いましたね。

F様 うちは玄関ポーチの照明スイッチです。玄関ポーチの照明って、点いているのか消えているのか?家の中から確認できないじゃないですか。なので、点けたことを意識づけするため高い位置にスイッチを設置するらしいんですけど、私、身長が低くて。柄の長い棒とか持ってこないと押せないんです。ちょっと失敗したなって思いました。

T様 私も照明スイッチで後悔しているものがあります。寝室にあるウォークインクローゼットの照明スイッチなんですけど。寝室側の壁にしか付けていないので、ウォークインクローゼットから出るとき、振り向いて消さないといけないんですよ。ほんとーにちょっとした事、なんですけど、毎日となると、やっぱり気になって。ウォークインタイプの収納の照明スイッチは出入口の外側と内側にそれぞれ付けると動線がスムーズですよ!って、これから家を建てる方に教えたいです。


豊栄建設から提案されて「良かったもの」

家づくりの打ち合わせの中で、営業や設計、インテリアコーディネーターから提案されたものがあったと思いますが、採用してよかったものはありましたか?

S様 ダイニングテーブル横のコンセントです。ホットプレートを使うときに便利ですよ!と提案されて採用したのですが、このコロナ禍で自宅にてリモート会議を行なうときに大活躍しています。このような使い方をするなんて、当時は想像もしていませんでしたが、ここに付けてよかったと改めて思いました。

F様 私もダイニングテーブル横のコンセント、提案してもらって、今すごく役立っています。正直、コンセントのことはあまり考えていなくて豊栄さんから「多めに付けておきますね」と言われてお任せしたんですけど、何一つ不自由がありません。

F様のダイニング&キッチン。黒でキリッ!としまったスタイリッシュな空間です。

➖T様はいかがですか?

T様 家づくりを行なっていた当時は子どもがいなかったので部屋数を少なくし、1階は将来オープンする料理教室のことを考えて広々とした間取りにしました。ですが最近、子どもが生まれたこともあって1階にもう一部屋ほしいと思うようになりました。

➖考えが変わったきっかけは

T様 お客様がいらっしゃったとき、子どもが同じ空間にいると、お客様が落ち着かないかなと感じることがあって。

➖特に食事中やお昼寝中にお客様がいらっしゃったら、お子様としても落ち着きませんものね。

T様 はい。家づくりをしていた当時の私たちも、そんなふうに考えが変わるだろうと予感していて。でも、部屋をつくっても結局使わなかったとか、使わない空間のためにキッチンやダイニングが狭くなるのもなと思うと、1階にもう一部屋つくることを決断できずにいたんです。ですが、子育て経験のある担当者さんから「将来的に仕切って部屋を増やすこともできます」と提案していただき、きれいに区切れるような造りにしていただきました。

➖じゃ、1階にもう一部屋つくろうと思えばつくれるということですか?

T様 はい。今はまだ建てたままの状態ですが、ダイニングスペースと2階ホールをそれぞれ仕切って計2部屋を追加できるんです。今後、家族が増えるなどライフステージの変化に応じて部屋数を変えられるなんて、素晴らしいなと思いました。


正直、吹き抜けってどう?メリット・デメリット

ところで、吹き抜けについて質問です。お三方で吹き抜けを採用されているのはT様だけですが、S様とF様は吹き抜けに対してどんなイメージですか?

F様 吹き抜け!出来るならやってみたかったです。ですが、うちは子どもが3人いるので吹き抜けを採用すると子ども部屋が足りなくなるのでやめました。億万長者になって、また建て直すことになったら吹き抜けがあり、なおかつ部屋数の多い家にしたいですね(笑)

S様 憧れますよね〜。天井のシーリングファンもカッコイイですし。わが家も、Fさんと同じで、2人の子どもの部屋のことを考えると、吹き抜ける場所は…なかったです。

T様、実際に住んでみてどうですか?

T様 開放感があって、大きな窓から月や満天の星空も見えていいですよ。

T様邸リビングの吹き抜け

F様S様 いいなあ。

T様 ただ、大変なのは大きな窓を自分で掃除できないことです。なので、引っ越してきてから2年間、一度も拭いていません。今年中に業者さんにお願いしようと思っています。

F様 寒いって話を聞いたことがありますが、どうですか?

T様 朝夕が冷え込む秋や、まだ冬の名残がある春は、暖房を付けていないと少し肌寒いです。でも、暖房つけると全然大丈夫!あたたかいですよ!

S様 じゃあ、逆に夏はどうですか?暑いとかは…

T様 窓にロールスクリーンを付けているので、直射日光が入ってきて暑くなるということはないです。

F様S様 やっぱり、いいなあ〜


私はこうして家づくりのモチベーションを保った

➖では、最後の質問です。家づくり中、大変なこと・苦労されたことがあったと思うのですが、皆さんはどうやってモチベーションを維持されましたか?

S様 家を建てようと思ったきっかけは東日本大震災でした。夫が仕事で不在中、小さな子どもと犬2匹を連れて、マンションの9階から逃げられるのかという、あのときの不安が解消できるという気持ちが一番のモチベーションでした。あと、自分だけのオリジナルの家が出来上がるんだ!というのも楽しみにつながりましたね。

T様 こんな家にしたいと家ノートをつくり、新しい家でどう過ごしたいか、夫とどんな時間を過ごしたいかを考えていたら、毎日ワクワクしていました。料理教室をするんだという夢も後押ししてくれたと思います。その夢が今年3月に叶い、家づくり確かに大変なこともありましたが後悔のないよう細部までこだわった家づくりができてよかったと感じています。

F様 ファミリークローゼットを付ければよかったという思いはありますが、当時の私の希望を100%叶えた、すべて私が決めた家です。モチベーションが下がるわけがありません。そもそも、この家を他のメーカーさんで建てようと思ったら、莫大なコストがかかって諦めなければならないことばかりだったはずなので!豊栄さんだったから楽しみながら家づくりができたんだと思っています。


貴重なお話をお聞かせいただいた1時間半。

とにかく楽しんで家づくりをしていたというワクワク感が伝わってきました。

月日が流れ、お子様が大きくなったり、新しいことをスタートさせたりと、生活の変化で「家をもう少しこうすればよかった」というお話もしていただきましたが、その思い以上に幸せオーラもあふれていて、そのことが何よりも嬉しかったです。

これからも末永く、豊栄の家での暮らしをお楽しみいただけること、願っております。

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