セントラルヒーティングを設置するのに初期費用はいくらかかる?

セントラルヒーティングにかかる初期費用の相場

導入にかかる初期費用は「ボイラー本体の価格+端末価格×台数+工事費」の式で算出でき、100万円~150万円が相場とされています。
セントラルヒーティングに必要な機材とそれぞれの相場も確認しておきましょう。

ボイラー本体の初期費用

燃料の種類や性能、サイズによって価格は変動しますが、ボイラーの本体価格は40万~60万円が相場となっています。

ボイラーとは、ガスや灯油、電気などのエネルギーを使って熱を生み出す設備のこと。大きさや機種により暖房性能が異なるため、世帯人数や住宅の広さに合った適切なサイズのものを選ぶことが大切です。

月々のランニングコストを節約するために、省エネ性能の有無にも注目しましょう。

暖房端末(パネルヒーター)の初期費用

パネルヒーターの相場は5万円~10万円ほどで、壁掛けタイプや床置きタイプといったさまざまな種類があります。

パネルヒーターとは、ボイラーで暖めた温水の輻射熱を利用して部屋をじんわりと暖める暖房端末のこと。他の暖房器具に比べてインテリアに馴染みやすいシンプルなデザインが多い傾向にあります。

玄関やトイレ、各部屋に1枚ずつ、LDKには2~3枚ほど設置するのが一般的で、戸建て住宅の場合は7~10枚程度を目安にするとよいでしょう。

初期費用以外にセントラルヒーティングにかかる費用

メンテンナンス費用

ボイラーや配管周りは24時間稼働しているため消耗しやすく、長く快適に使っていくには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

メンテナンスの内容にはボイラーや配管内の清掃や保守点検などがあり、年間で1万~2万円程が必要となります。ボイラーの使用年数が長くなると修理部品が入手困難になり修理が難しい場合があるため、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

また、配管パイプ内を循環している防錆不凍液も定期的に交換が必要になり、交換のたびに3万円~4万円程度かかります。パイプ内の錆を防止する効果が約3年で劣化すると言われており、2~3年に1回、メーカーによっては1年に1回の交換が推奨されています。

ランニングコスト

セントラルヒーティングは常にボイラーで熱を発生させるため、毎月ランニングコストが発生します。

電気代は使用する住宅の広さや電気料金のプラン、ライフスタイルによって変わりますが、年間で30万円程度が目安となっています。※

電気代をできるだけ節約するためには、つけっぱなしにして起動時にかかるエネルギーを押さえる・設定温度を下げる・他の暖房機器を併用するなどの工夫をしましょう。

※参照:北海道電力「eタイム3プラス」
https://www.hepco.co.jp/home/price/ratemenu/etime3plus.html

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