一緒に楽しい時間を過ごせる、友人たちが集う住まい。

札幌市東区T様邸

とある日曜日。カメラマン氏の車に揺られて向かった先は、札幌市東区にお住まいのT様のお宅。昨年12月に念願のマイホームが完成し、今ではすっかり新しい家での暮らしに慣れたご様子です

 

「来週末、友だちが10名ほど泊りで遊びに来るんです」

 

そう嬉しそうに教えてくれたご主人の笑顔から、これはもしや、新居にさまざまなおもてなしの工夫がされているのではと、期待で胸が高まります。

 

そんな私たちの予想を超えるお話を、素敵なお住まいとともに聞かせいただけました。

 

 

Q:家を建てようと思ったきっかけは何でしたか?

「娘が生まれたことでした。以前住んでいたところは2LDKで、3人暮らしには十分な広さでしたが、3階だったので下の階の方へご迷惑をおかけするかと思ったんです。それに、エレベーターがなかったので、子どもを抱っこして階段を上がるのも大変ですし」と奥様。

 

奥様のご友人が豊栄建設のスタッフだったこともあり、当初から「建てるなら豊栄建設」と決まっていたとのこと。

 

札幌市内はもちろん、千歳や苫小牧のモデルハウスまで足を延ばし、さまざまな家を見ながら理想とするわが家のイメージを広げていったそうです。

 

Q:どのような家にしたいと考えていましたか?
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「最初は“吹き抜けのある家”というざっくりした理想でしたが、雑誌やSNSなども見ていくうちに、私も主人も、友だちを招くのが好きだから、みんなで集まれる空間にしたいねって」

 


以前からご友人たちと一緒に過ごすのが大好きだったお二人。しかしマンションでは、話し声や笑い声が周囲の迷惑になるのではと思うと、二の足を踏んでしまうもの。お二人も同様で、マンションにお住まいのときは、ご自宅にお友だちをまったく呼べなかったそうです。

もしかすると、長年、積もっていった思いが、具体的なイメージをつくり上げていったのかもしれません。

 

Q:家づくりでこだわったところを教えてください

「みんなが集まる空間は広いほうがいいので、1階はできるだけ仕切りやドアをなくしました」と奥様。

 



1階は、贅沢なワンルームといった雰囲気で、その開放感に、おもわず感嘆の声がもれます。

 

また、より抜け感を出すため、階段には幅広の手すりを設置。

 

 

テレビボードと階段の踏み板を、フローリングと同じ色合いにすることで、空間に一体感が生まれ、さらに広々とした印象を与えます。

 

そして、リビングの横には、アイランドキッチン。

 


 

「家を建てるなら“絶対これ!”と決めていたものの一つです。アイランドなら友だちを招いたとき、みんなで囲めますから。あと、壁付けやペニンシュラだと、ついモノを置いてしまってゴチャゴチャしてしまうのではないかと。だけど、アイランドなら片づけを意識できると思いました」

 

もちろん、機能性も高く、大容量の収納スペースを備えているため、使いやすく、掃除もしやすくなったと奥様。以前よりキッチンに立つのが楽しくなったそうです。

 

さて、自宅にゲストを迎えるにあたって、もっとも見られたくない場所はどこでしょうか?

 

それは、生活感があふれている「ユーティリティ」と答える方が多いと思います。

 

ここに洗面台を設置することが多く、ゲスト側もそのことをわかっていて、「手を洗わせて」とはなかなか言いにくい。そこで、T様のお宅は、洗面台をユーティリティから独立させました。

 

 

開口部にドアを設けていないので、ゲストが自由に出入りでき、なおかつユーティリティの戸を閉めておくことで内部も隠せて安心。これならゲストも気兼ねなく「手を洗わせて」と言えそう。また、トイレの動線沿いというレイアウトも便利そうです。

 

ここまで、さまざまなこだわりを見せていただきましたが、取材チームがもっとも感動したものがあります。

 

それは、リビングの天井に設けた「スピーカー照明」。

 

普通のダウンライトと思いきや、スピーカーが内蔵されており、スイッチ一つでスマホとつなげられるスグレモノ。スマホに保存している曲などを室内に流すことができるのです。お友だちと食事をしたり、お酒を楽しんでいるとき、BGMをかけるのに大活躍しているとのこと。

 

「パナソニックさんのショールームで見かけて、これは絶対付けたいと、妻も僕も同意見でした」

 

天井からどのように音が響くのか興味を持つと、実際に音楽を流してくださったご主人。すると、音が床に反射し、吹き抜けで高くなった天井で拡張され、まるで音楽に包まれているような感覚に。この心地よさ、言葉で表現できない素晴らしさです。

 

 

Q:改めて、新居の感想をお聞かせください

「何よりも、周りを気にせず、友だちを呼べるようになったのが嬉しいです」とご主人。しかも、お友だちが集うリビング側には大きな貯水池があり、その奥も宅地ではないため、窓を開け放しても、人の視線を気にする必要がありません。「家を建てて、心から良かったと実感しています」とお二人。

 

 

さらに奥様が言います。

 

「ここに引っ越してくるまで掃除は私の仕事でしたが、今はほとんどしていません。新しい家になってから、主人が毎日掃除機をかけ、キッチン周りを磨いています(笑)。家事から少し解放された。それも嬉しいことの一つですね」

 

「いつまで続くかわかりませんけど(笑)」と、照れ笑いを浮かべるご主人。

 

ホント、心の底から羨ましい!!

ご主人こだわりのトイレ。
家全体の白・黒・グレーというカラールールを守りつつ、少し異なる趣に。その理由は、落ち着けるスペースにしたかったため。
「ゆっくりできるには暗いほうがいいと。そしたら洞窟のようになりました(笑)」。

リビング横には、独立した居室を設けず、回遊式のフリースペースを設置。洗濯物を干したり、娘さんの遊び場として使ったり、ゲストの手荷物置き場にしたりと活用法はいろいろ。
塗り壁はご夫婦とご主人のお父様で塗ったそう。

食品のほか、家電や日用品、ゴミ箱なども置ける大容量の収納スペースなので、キッチンに生活感が出ません。
「見せたくないものをすべて隠せるので便利なんですけど、急な来客時でもさっと隠せるよう、開口部にロールスクリーンを取り付ければよかったと思っています」と奥様。

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