こだわりと愛情が詰まったアイランドキッチンのある家
札幌市Y様邸

さまざまなお宅を取材させていただいて、これまで家事効率が上がるたくさんのアイデアを拝見してきました。キッチンと水廻りの配置、動線、ファミリークローゼットを設けてご家族の衣類をひとまとめにしたり、アイロンがけがしやすい家事室を設けたり…。

今回ご紹介するY様は、奥様が多くの時間を過ごすキッチンにとことんこだわりました。念願だったアイランドキッチンを中心に、使いやすさはもちろん、見た目の美しさにまで配慮した、まるで家事や子育てに励む奥様へ贈った、ご主人からの感謝の言葉のようなキッチン。どのような思いをこめられたのか、お話をうかがってきました。

 

 

Q:家づくりで、何をおいてもアイランドキッチンを最優先されたとか?

「そのとおりです。アイランドキッチンができなかったら、一軒家を建てなくてもいいんじゃないかという話をしたくらいです」とご主人。

その強い思いの背景には、ご主人の奥様を思う気持ちがありました。

Y様は転勤族で、2年ごとに道内各地へ異動の辞令が出るそうです。奥様とふたりの頃は一緒に赴任先へと向かっていたそうですが、今はご家族が増え、まだまだ小さいお子様がふたりいらっしゃいます。4人での転勤生活は想像以上に大変で、さらにお子様が小学校に入学したら、たびたび学校が変わる寂しさを味わわせたくないと、家を建てる決心をされました。

「今後、単身赴任をする可能性もあり、そうなると、妻ひとりに子育てを任せることになります。専業主婦なので家にいる時間も長く、大きなストレスを抱えさせることになるだろうと、妻が望むような家づくりをしようと思いました」

 

そこで奥様からのご要望が、アイランドキッチンだったのです。

 

「初めてアイランドキッチンを見たのは、海外の映画でした。キッチンといえば独立型で、家族がいるリビングに背を向けて料理をしている印象だったので、アイランドキッチンの開放感、家族の姿が常に見えて、会話をしながら料理をしている様子に憧れました。ですが、お値段が高い。何度も諦めようとしましたが、夫が『いいよ』と言ってくれたんです」と奥様。

アイランドキッチンを設置せずに後悔するよりも、何よりも夢を叶えてあげたい。

そこからY様の家づくりがスタートしました。

 

Q:キッチンについて詳しく教えてください

「システムキッチンは、パナソニックのラクシーナ。扉はヴィンテージメタル柄にしました。いろいろなデザインや色を見た中で、妻も私も『これがいい!』と即決でした」

カップボードや吊戸棚、さらに通常はシルバーのレンジフードも同色に統一。カップボードに並んだオーブンやトースターなどの家電製品はバルミューダで揃えました。これも奥様の夢だったそう。

キッチン背面のグレーのクロス(サンゲツ/RE51306)が、ダークカラーのシステムキッチンと、白い床・壁・天井をつなぎ、一体感があります。

 

シンクをよくよく見ると、蛇口が2つ。

「左側が通常の水道水で、右側が浄水器用です」とご主人。

美味しい水を飲みたいと、いつもミネラルウォーターを用意されていたというY様。しかし、ペットボトルだとストックの置き場や飲み終わった後の容器がかさばって大変です。ウォーターサーバーも利用料金など長期的に見たら少し割高。そこで、コストも抑えられ、好みの性能も選べる、浄水器を設置することに。

「これも妻のたっての希望でした。ほかにも、水道水用の蛇口はセンサーで水が出るようにもしました」

 

そして、取材班がもっとも歓声を上げたのがこちら。

吊戸棚にダウンキャビネットを設置。
これはいい! 羨ましい!

キッチンの収納力を上げるのに吊戸棚を設置する方は多いかと思いますが、スペースを有効活用しようと棚板などで区切ると、脚立を使わないと上の物に手が届きません。でも、脚立を持ってくるのって、けっこう面倒です。ですが、ダウンキャビネットを付ければ、小さいお子様を抱きかかえたままでも、吊戸棚の中の物を取り出すことができます。

「子どもの物など、毎日使うものはここに入れています。脚立がいらないから、とても楽です」と奥様。

 

ほかにも、キッチンからもテレビが見られるように、角度調整ができる壁掛けテレビにしたり

 

大収納の食品庫を設けたり

見た目にもこだわって、カップボードと吊戸棚の両サイドに、扉と同じ色のエンドパネルを設置。標準タイプは両サイドが白いままですが、エンドパネルでカラーを統一すると、一気に重厚感と高級感が増します。

 

Q:奥様の希望を盛り込んだキッチンの満足度は?

「明るくて、広々としていて、コンロは五徳の手入れが不要なIHにしてもらいました。大満足。もう他のキッチンには戻れません」

見ているこちらもため息が出るほど、隅から隅まで素敵なキッチンでした。

ちなみに、夜はこんな感じ。

ここでご夫婦そろって晩酌をするのがお気に入りなんだとか。

 

何よりも、撮影中にこっそりつぶやいたご主人の一言にぐっときました。

「ソファに座って、妻がキッチンに立っている姿を眺めるのが好きなんだよなあ」
奥様のこだわり以上に、ご主人の愛情がたっぷり詰まったキッチンでした。

 

Q:あと、設計士も唸った、奥様のアイデアがあったとか?

「玄関です」

KAWAJUNのコート掛けを付けた、ウォークスルータイプの玄関。手前は来客用、壁の向こうがご家族用と分けていますが、ご家族用側に設けたシューズボックスにある工夫がされているのです。

それは、リビングに続く引き戸と、シューズボックスの引き戸を兼用にするというアイデア。

通常は、出かけるとき、リビングの扉を開閉し、シューズボックスの扉も開閉して靴を出し、玄関から出ますよね。ですが、Y様のお宅のようにすれば、リビングの引き戸を閉めれば、シューズボックスの引き戸が開くので、アクション数を減らせます。アクション数の削減は片づけの鉄則とも言われ、整理整頓の習慣が身につくそうです。加えて、建具分のコストを節約できるというメリットも。

「設計士さんから『勉強になりました。他のお客様にも提案します』とおっしゃっていただきました」

 

 

Q:最後に、家を建てる方々へアドバイスを

「妥協はしないでほしいです。私たちも、途中、アイランドキッチンじゃなくてもいいか、という話が出たこともありましたが、それを乗り越えたから、妻の笑顔があると思っています。

希望に近い家にするためにも、いろいろな家を見ることをおすすめします。

私たちも、豊栄のモデルルームをいろいろ回りました。寝室の間接照明は白石本通、階段下収納は新発寒(標準)を参考にしましたし、ほかにもVRを使って東苗穂のモデルハウスも見学しました。さまざまなアイデアが見つかって勉強になりました」
*モデルハウスについて詳しくはこちら

 

2階のフリースペースはお子様の遊び場。食事後、ご主人はお子様と一緒にここで遊ぶのが日課とか。その間、奥様はお気に入りのキッチンで紅茶を飲みながら、自分時間を味わっているそう。

ユーティリティの収納棚をはじめ、階段下、床下など、収納スペースを豊富に設置。「収納はあって困ることはないので多めにつくったほうがいいとアドバイスされて」とのこと。

主寝室のポイントクロスは、ご主人のセレクト(サンゲツ/FE6426)。幾何学模様があしらわれたブラックで、一目惚れされたとのこと。あまりに気に入って、1階トイレのクロスも色違いで採用。

こちらが、ご主人が一目惚れしたクロスの色違いバージョン。ほんの少しの色味の違いや、模様の有無によって雰囲気ががらりと変わるので、クロス選びは面白いです。

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