紆余曲折を経て完成した39歳(現41歳)フリーカメラマンの住まい
札幌市西区M様邸

2020年9月から2021年4月まで、当ホームページにて連載された『39歳フリーカメラマンが注文住宅を建てるまで』。ローンや予算調整など、家づくりにまつわるリアルな話がたいへん好評で、多くの方にご覧いただけました。

で、どんな家に仕上がったの? というご要望にお応えし、今回はモリーことMさんのお宅にお邪魔してきました。

約6年にわたり施工例などの撮影を通じて感じた豊栄建設の魅力、そして引き渡しから9カ月経った今、どのような暮らしをされているのか、Mさんの家づくりを担当した営業の板谷と共にうかがってきました。

Q:連載『39歳フリーカメラマンが注文住宅を建てるまで』、とても楽しかったです

「ありがとうございます」

 

Q:ところで、豊栄建設で家を建てようと思った決め手は?

「土地でした。この場所を見たとき、妻も僕も心が躍りました。広さと景観、そんなに奥まった所でもなく、生活もしやすそうだなって。それで調べたら、豊栄さんが管理している土地だったんです」

1階からの眺めはご覧の通り

景観が素晴らしく、営業の板谷も「ここ、めちゃめちゃいいんですよ」と言うほどの好ロケーション。きっかけは土地でしたが、実は、常々、家を建てるなら豊栄建設とMさんは考えていたそうで…

 

Q:家を建てるなら豊栄建設と決めていたのはなぜ?

「自分の好きなようにできるので」

Mさんが豊栄建設の撮影担当となって約6年。実にさまざまな家を見てきました。そこで魅力に感じたのは、理想とするライフスタイルにかなった設計ができる「自由さ」だったと言います。

 

Q:ということは、早い段階で理想とする暮らしや家のイメージが固まっていた?

「ずっと思っていたのは、わが家は5人家族なので、それぞれが住みやすい家がいいなと。例えば、リビングを通って2階の自室へ行くスタイルの家が多いですが、子どもの立場になって考えたら、本当にそれでいいのかなって。小さいうちはいいかもしれないですが、思春期特有の難しい年ごろになったら、親の顔を見たくないとか、干渉されたくないとかあるだろうし。そういうことも考えたら、建売住宅ではなく、自分の考えに沿って自由に設計できる豊栄さんがいいと思いました」

そのような理由で、玄関からリビングに入ってすぐに階段を設置しました。

Q:そういえば、この階段、急きょ変更したと『39歳~』に書いていましたね

「ええ。打ち合わせの場で、妻がいきなり『L字スケルトン階段にしたい』と…」

(その様子はこちら⇒【vol.7 スケルトン襲来】)

一度、L字スケルトン階段という話題がご夫婦の間でありましたが、予算の関係上、却下。スケルトンではない直階段で設計が進んでいましたが、どうしても奥様は諦めきれなかったそうで…

 

Q:L字スケルトン階段にしたかったのはなぜですか?

「雑誌や、主人が撮影した写真を見て、スケルトン階段はやっぱりいいなと。L字にしたかったのは、真っ直ぐ上っていくのが怖かったというか」と奥様

Mさんは「何を言ってるんだ(笑)」と言っていましたが、奥様の言っていること、わかるような気がします。スケルトン階段はカッコいい、採用したい。だけど、スケルトン特有の開放感が、上り下りの際に吸い込まれそうな感覚に陥って怖い。だから、L字にしてワンクッションを入れたかったのではないでしょうか。

 

Q:そのとき、板谷さん(営業担当)はどう思いましたか?

「Mさんは青天の霹靂といった感じでしたが、実はこのときが、奥様ご自身から初めてご要望を出されたときだったんです。それまではMさんばかりが希望を出してきていて(笑)なので、何としてでも叶えなければと、設計担当と話した記憶があります」

そこで、図面の修正をはじめ、当初予定していた、外壁のガルバリウム鋼板や床の無垢材などをやめるといった、大掛かりなコストダウンを行ないました。

「チャレンジ999はパッケージ化された注文住宅ではなく、家の基本ベースを極限まで削り、お客様が自由に採用したもので計算する見積形式なので、このような予算調整ができます。本来はパッケージ化したほうが楽なので、社内からも何度もそうしたらいいのではという議論がありました。しかし、そのたびに、豊栄はそれじゃないよねという声があがって、変えずに今に至っています。なので、まったく問題ありません」

結果、L字スケルトン階段分の予算を捻出でき、はれて実現。

↑営業の板谷も上ってみましたw

「階段下収納はなくなりましたが、踊り場の下にちょっとしたスペースができて、下の子のおもちゃ置き場になっています。今となってはL字スケルトン階段にしてよかったと思っています」とMさん。

 

Q:階段下収納がなくなって不便、ということには?

「ガレージと2階に納戸をつくったので大丈夫です」

バイク、釣り、キャンプ、最近ではDIYにもハマり、車中泊用にハイエースの車内を改装中のMさん。仕事で使うカメラ機材も含めると、とにかくモノが多い。でも今は、用途別にそれぞれを収納できるようになりました。

ガレージには、バイクをはじめ、釣り道具、キャンプ道具、工具類。

2階の納戸には、カメラ機材を収納しています。

加えて、納戸とは別に書斎も設け、画像処理などのデスクワークはこちらで。

「以前はマンションだったので、釣り道具など外で使ったものやカメラ機材、仕事スペースも、一緒くたといった感じでした。バイクも野ざらしで置いていましたし。今はガレージにはバイクや外で使うもの、納戸にはカメラ機材、さらに仕事スペースと分けられたので、作業がしやすく、かなり便利になりました」

 

Q:趣味といえば、釣った魚の料理も好きですよね。キッチンはどのようにしましたか?

「最終的には、妻が選んだフルフラットキッチン、ビルトインコンロはハーマンにしました」

ハウジングラボ サッポロでキッチンを選んでいたとき、素敵なもの=金額が高いもののほうへ目が向く奥様に、ただただ震えていたMさん。見積もりを見てから、奥様のご要望を採用するか考えたそう。で、結果的に採用。

シンクは鮭をさばけるほどの広さで、特にハーマンのビルトインコンロは、デザイン性もさることながら、機能性も良く、魚焼きグリルは上下バーナーで加熱するマルチグリルとしても使うこともできます。

そして、キッチンとカップボードの間隔(広さ)も魅力的。
標準よりも15㎝広く確保しています。

「はじめはこんなに広くしてもったいないと思っていましたが、キッチンに立って、その横に子どもを寝かせたバウンサーを置いても、広いから水はねとか気にしなくてよくて、とてもいいです」と奥様。

↑板谷から「便利ですよ」と言われて採用したという食洗機。実際、とっても助かっていると奥様。

 

Q:新居での生活が始まって約9カ月ですが、特に気に入っているところは?

 

「私は、クローゼットの中につくってもらったドレッサーです」と奥様。

クローゼット内で着替えて、その場で化粧をすることに以前から憧れていたそうで、「言うだけタダだから」と周りから言われて伝えたら、叶えてくれたとのこと。夢が叶った以上に、この場所は奥様にとっての癒し空間でもあって、育児の束の間、ここで一人になって書き物をするのが好きなんだそう。

さらに、ドレッサーをつくったことで、朝の支度でご家族が洗面台を使う時間帯でも、混み合う洗面台で慌ただしく化粧をせずに済みます。

「僕が気に入ってるのは、2階の納戸。こもりたいときに、ちょうどいい空間です。あと、2階から見る景色が最高。朝は陽が昇るところ、夜は夜景を見下ろせて、ちょっとしたリラックスタイムになっています。毎日見るたび、この場所にしてよかったと心から思っています」

キッチンから直線動線で行き来ができるユーティリティ。ご家族が並んで身支度ができるよう、洗面化粧台はワイドタイプを採用。左のキャビネットには洗剤類などを収納。

モノだけでなく、本やマンガも多いMさん。2階のホールに大容量の本棚をつくり、マンガはすべてここに収納しています。壁にはMさんが撮影した写真を展示しています。

ダイニングスペースの片隅には、Mさんが大切に育てている観葉植物がずらり。天気のいい日は、後ろの窓から朝日が燦々と降り注ぎます。その下には、造作の本棚を設置しました。

リビング前には、Mさん自作のウッドデッキ。「本当は業者さんにやってもらったんでしょ?」と問いたくなるほどの完成度。今年の夏、ここでバーベキューをしたそうです。

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