約32坪で4LDK、2台分の駐車場を実現

札幌市東区K様邸

4LDKの一戸建てを建てるには、一般的に敷地面積40坪は必要と言われています。

もしも、理想とするロケーションにある土地が40坪よりも小さかったら、部屋数を減らすなど、住みたい家を諦めないといけないと思っていませんか?

今回ご紹介するK様のお宅は敷地面積約32坪の変形地でありながら、4LDK、ウォークインクローゼットやファミリークローゼット、そして2台分の駐車場を確保。それでいて自然光がたっぷり入る、明るく開放的な室内を実現されました。

どのような工夫をされたのか、お話をうかがってきました。

 

Q:お家を建てようと決めたきっかけは何でしたか?

「家族ができたら一軒家に、という思いがありました。あと、つねづね賃貸住宅よりも一戸建てのほうが何かといいかなと思っていました」とご主人。
そこで、ご夫婦のご勤務先がある東区で土地を探したところ、車で約10分という好ロケーション地を発見。ただ、その土地は敷地面積約32坪の変形地でした。

 

Q:広さと形を見て、どう思いましたか?

「これくらいの台形なら整形地(長方形や正方形の土地)と大差はないので大丈夫だと思いましたが、気になったのは土地の小ささでした。車2台分の駐車場はどうしてもほしかったので、それをどう確保するかで担当者さんと何度も話し合いました」

加えて、今後ご家族が増えてもいいように間取りは4LDK。収納スペースもしっかり確保し、育児と仕事を両立する奥様の家事が少しでも楽になるような家にしたいとのご要望を出されたそう。

そこで完成したのがこちらのお家です。

1つめの懸念点だった駐車場は、L字型に停めることで解決。

角地という特性上、むしろ、2台並べて駐車するよりもこちらのほうが出し入れしやすそう!

 

Q:建物内はどのような工夫をされましたか?

「吹き抜けとスケルトン階段で広さと開放感のある室内にし、リビング横の洋室には壁を付けずリビングと一体化させました」

リビングダイニング11帖に、洋室の3帖もプラスされて、実質14帖を確保。さらに、ダイニングセットと応接セットを兼用するという家具の使い方も工夫したことで、すっきり広々とした空間に。

 

Q:3帖の洋室の収納にはK様ならではの工夫がされているとか

「ファミリークローゼットとして使っています」と奥様。
家事動線の利便性や、お子様の着替えをスムーズに行うことを考えたら、1階にファミリークローゼットを置くのがベストです。「できればユーティリティ内に」が理想でしたが、臨機応変に発想を転換。このアイデア、目からうろこが落ちました。
「今はファミリークローゼットとして使っていますが、将来的には洋室そのものを個室にできるよう、間仕切りを入れられる仕様にしてもらいました」

 

Q:他に家事動線を効率よくするために工夫されたことは?

「水廻りを1か所にまとめたところです」

キッチンから直線動線で洗面スペース、ユーティリティ、そして浴室につながった水まわりエリア。

奥様いわく、家事が本当に楽になったとのこと。

何よりも、扉をすべて開けておけば、キッチンにいながらにして家の中をあちこち遊ぶお子様の様子も確認できて安心。

そして、ここにも工夫が。
実は、ちょっと感動したところでもあります。

それは、キッチンとユーティリティの間に設置された洗面スペース。

一見、ユーティリティ内にあるのかと思いきや、しっかり扉で仕切られており、玄関ホールに設けた手洗いスペースにもなるのです。扉を閉めてしまえば、ゲストが利用してもプライバシーを守れます。

しっかりと分けられているのに「分けています!」「隠しています!」という感じが全くしない…これはいい!と思いました。

K様のお宅を拝見して、改めて固定概念からいかに脱却するかが、家づくりのコツだと感じました。

 

Q:豊栄建設で家を建てて良かったと思えるところは?

「豊栄さんは標準仕様が安めで、オプションで自分の好きなようにカスタムできるので、建てていて楽しかったです。不要なところは省き、必要なところはこだわれるため、満足度も高いですし、予算内に収めることもできます。そう考えると、全体的にコスパのいい家かなと。その点も豊栄さんで建てて良かったと思えるところです」とご主人。

 

Q:最後に、新しい家での暮らしで気に入っていることを教えてください

「前の住まいは1LDKのマンションだったので、子どもを寝かせるには早々に消灯して私たちも寝ないといけませんでした。そうしないと部屋の明かりが漏れてなかなか子どもが寝なかったので。でも今は、2階の部屋で子どもが寝かしつけた後、リビングでテレビを見たり、お酒を飲んだり、自由にできるので最高です」と奥様。

そして、もう1つ、嬉しい副産物もあったそう。

「家から丘珠空港まで車で5分ほどなのですが、おかげで道東にある実家への帰省が楽になりました。朝・昼・夕方と一日3便運航されていて、丘珠から最寄り空港まではわずか45分。実家がぐんと近くなりました」

「とにかく明るい家にしたかった」というご主人。

リビングダイニングのほか、吹き抜けにも可能な限り窓を設け、自然光がたっぷり入るようにしました。

キッチンには間接照明を入れた下がり天井を採用。夜は照明をここだけにし、落ち着いた雰囲気の中、ご夫婦そろって晩酌を楽しめるのが嬉しいと奥様。

室内はネイビー、グレー、ホワイト、ウッドで統一。2階には部屋3室に加えて、大容量の納戸も設置。クリスマスツリーやスノーボードなど季節モノの収納はこちらへ。

主寝室にはウォークインクローゼットを設けました。両サイドにハンガーパイプを入れ、左側はご主人、右側は奥様と使い分けられるようにしました。

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