海の香りがする異国情緒あふれる住まい

札幌市東区O様邸

「カッコイイ家」と一言にいっても、スタイリッシュなホテルライクなのか、武骨なブルックリンスタイルなのか、機能的でシンプルなナチュラルテイストなのか、施主様によって十人十色です。

豊栄建設は、これまでさまざまなテイストの家を手掛け、施主様のご要望に応えた「住みたい家」をカタチにしてきました。

今回ご紹介するO様のお宅は「アメリカ西海岸スタイル」。ところどころにニュアンスの異なるブルーを配した、まさに遊び心のあるカッコイイ家。どこからか波の音が聞こえてきそうな、素敵なお住まいを拝見してきました。

 

Q:お家を建てようと決めたのはなぜですか?

「仕事の都合で道北から札幌に引っ越してきて、当初は賃貸の集合住宅に住んでいましたが、子どもたちのことを考えたら、やはり家を持ったほうがいいと思い、決断しました」とご主人。

転勤族であるご主人。ひとところにとどまれない身であるため、ずっと家は持たないと考えていましたが、札幌で暮らすなかで徐々に思いが変化しました。

「札幌で子育てしたいと思うようになったんです。今後、どこに異動になるかわかりません。タイミングによっては子どもたちの進学と重なって、選択肢を狭めてしまうかもしれない。それなら選択の幅があり、いろいろな出会いや刺激、競争もある札幌で育ったほうが、子どもたちにはいいんじゃないかと。それで札幌に家を建て、転勤の辞令が出たら僕一人が単身赴任すればいいと腹を決めました」

 

Q:豊栄建設で建てようと思った決め手は?

「豊栄さんのハウジングラボ サッポロに行き、そこでの対応が温かかったからです」

その以前にさまざまなメーカーの家を見学できるハウス展示場に足を運んでいたそう。3人のお子様がいらっしゃったほか、4匹のペットも飼っているO様。建てるならお子様一人ひとりが部屋を持ち、みんながのびのびと暮らせる、広々とした家がいいと考えていましたが、理想とする規模の家には7000万円という金額が提示されていたと言います。

「モデルハウスで対応してくださった方がとても丁寧で、いろいろ話を聞いているうちに、豊栄さんで家を建てたいと思いました。決め手は身の丈に合った現実的な予算を提示していただけたのが大きかったですね。何よりも、対応してくださった方がそのまま我が家の担当者さんになってくれたのが嬉しかったです。終始、安心して家づくりができました」

 

Q:家のテーマを教えてください

「アメリカ西海岸です」

当初は、ダークブラウンで統一したブルックリンスタイルにしようと考えていたそうですが、長く住むことを考えたら、なるべくシンプルで、住み心地の良い空間がいいのではと改め、西海岸をイメージさせる白を基調とした家に。

 

コンセプトカラーはブルー

玄関のドアにはペールブルー

 


1階トイレにはコバルトブルー。

 


ユーティリティにはサファイアブルーを採用。

 

ニュアンスの異なるブルーとマリンランプの演出により、海を感じられる室内になっています。特に水廻りのブルーは清潔感があって、とても素敵。

ちなみに、トイレとユーティリティのクロスを選ばれたのは奥様です。「ネットでユーティリティをブルーにしているのを見かけて、すごくいいなと思って参考にしました。家族が一斉に朝の身支度をしてもいいように、洗面ボウルや鏡を2セットにしたり、私のお気に入りの場所です」と奥様。

 

Q:さらに、間取りもO様ならではの工夫をされているそうですね

「リビング横の洋室をアレンジしました」とご主人。

間取りを考える際、リビング横の洋室は不要と判断されたO様。その代わりに設置したのが、ファミリークローゼットとペットスペースでした。


「できるだけ収納をたくさんつけたいという理由からファミリークローゼットにしました。現在は子どもたちのランドセル置き場にもなっています。あと、我が家には猫3匹、犬1匹がいるので、トイレを置く専用スペースがほしいと、ファミリークローゼットの奥に換気付きのペットスペースも設けました。トイレを隠せるので生活感が出ず、とても重宝しています」


一角にはペット専用の出入り口も。

カメラを向けた途端、待ってましたといわんばかりに出入り口に現れたネコちゃん。「こういうのが撮りたかったんでしょ?」と言われたようで、みんなで笑顔になりました。

 

Q:お家の中でお気に入りの場所は?

「リビングのソファに寝転がって見上げた吹き抜けかな」とご主人。

それはこんな風景でしょうか。

古木風のクロスをあしらった梁がアクセントとなった吹き抜け。手摺をアイアンのバータイプにしたことでより開放感のある空間になりました。

 

Q:こうして改めて見ると…2階に4部屋あり、なおかつ吹き抜けもあるって凄いです

「部屋数を確保するために吹き抜けを諦めるケースがあると聞いたことがあります。でも、我が家は諦めたものがほぼありません。豊栄さんからアドバイスや提案をいただいて、何とか要望を盛り込んでもらいました。豊栄さんの手腕といったところですね」

 

Q:最後に、家を建てて良かったと思えることは何ですか?

「自分たちが住みたい家を叶えてもらえたほか、子育て世代が多いところに住むことができたことです。東区には、古き良きご近所さんとの交流が残っていて、地域で子育てをしているという雰囲気です。冬の通勤は雪が多くて中心部まで行くのに車で1時間以上かかるという難点はありますが、道北に住んでいたときは、ちょっと街まで買い物に行こうと思ったら片道3時間半はかかっていたので、特に苦ではありません」

書斎もつくりました(吹き抜けがあるのに! 本当に凄い!)。こちらで趣味の音楽を楽しんだり(レコーディングもされているそう)、リモートワークの際は仕事をしたり。

吹き抜け上部に設けた大きな窓から自然光がたっぷり入ります。梁はネコちゃんたちのキャットウォークにもなっており、取材中も梁の上からこちらを見下ろしていました。

奥様の家事負担が少しでも軽くなるようにとキッチンとユーティリティを直線動線に。ほかにも、食洗器の設置、窮屈な思いをしないよう2名がすれ違える通路幅(約1m10cm)を確保しました。

お子様の勉強スペースとしてダイニングにカウンターを設けました。ランドセルを置いているファミリークローゼットにも近いので、帰宅してすぐ宿題をする習慣がつきそう。

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