北海道の新築戸建てに吹き抜けは寒い?

寒いといわれる吹き抜けの家…北海道ではNG?

オシャレで部屋が明るくなる吹き抜けの家を建てたい。けれど、寒いといわれる吹き抜けの家は、北海道ではさらに寒くて無理かもしれない…そんな風に思い、諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?

ここでは、吹き抜けが寒いといわれる理由とその対策法について詳しくお教えします。北海道でも明るく開放的な吹き抜けのある家を叶えたい方は、ぜひご一読ください。

「北海道だから」ではない!吹き抜けが寒い理由

そもそも吹き抜けが寒い理由のひとつとして、温かい空気は上に上がってしまい、逆に冷たい空気は下に下がる性質が挙げられます。

吹き抜けの家は天井が高く、広々とした空間が上に広がるように設計されています。そのため、暖かい空気が上に逃げやすく、寒さを感じやすくなってしまうのです。

吹き抜けの寒さの原因「コールドドラフト現象」って?

吹き抜けが寒くなる大きな原因が「コールドドラフト現象」。コールドドラフト現象とは、暖房器具などで部屋を暖めた際に暖められた空気が上昇し、その暖かい空気に押し出されて冷たい空気が足下に流れ込む現象を指します。

吹き抜けの家は、天井が高く上に空間が空いている状態。その中で暖房をきかせると、暖まったことで体積が大きくなる=軽くなった空気が上に昇り、高い天井付近に滞留することになります。

一方、室内の冷たい空気は天井に溜まる暖かい空気に押し出され、どんどん下に降りてくることに。それが続くことで、部屋の天井付近だけが暖かく、足元は寒いという空気が二層に分かれた状態ができあがります。これが、コールドドラフト現象とよばれるものです。

吹き抜けのある家は窓を大きく取って採光をしていることが多いのも、家が寒くなる原因。窓から空気が逃げてしまううえ、外気で冷たくなった窓ガラスに当たった空気も冷え、それが足元に流れることでコールドドラフト現象が加速するのです。

家づくりは決断の連続です。

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ご紹介しているので参考にしてみてくださいね。

北海道でもOK!吹き抜けの家の寒さ対策

断熱性を高める

窓などの開口部は当然ながら躯体部分よりも熱を通しやすいため、窓の断熱性を高めることで室内が外気の影響を受けにくくなります。

開口部は家の中で最も熱が逃げやすく、全体の約58%もの熱が開口部から逃げていくといわれていますから、まずは窓を断熱性の高い素材にすることが吹き抜けの寒さを防ぐ有効な手段といえるでしょう。

窓ガラスの素材は、「アルミ窓(アルミのフレーム+単板ガラス)→アルミ樹脂複合窓(室外側がアルミで室内側が樹脂のフレーム+複層ガラス)→樹脂窓(オール樹脂のフレーム+複層ガラス)→樹脂窓(オール樹脂のフレーム+トリプルガラス)」の順で断熱性が挙がります。吹き抜けの間取り部分にある大きな窓を高断熱のものにし、他の部屋の窓は中程度の断熱性のものにするなど、予算との兼ね合いで組み合わせを考えるとよいでしょう。

そのほか、柱や梁、天井・壁・床下などに断熱材をしっかり仕込むことで、暖かい吹き抜けの家を叶えることができます。

※参照:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会 Q&A「開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?」 

吹き抜け窓の下にヒーターを設置

冷気が溜まりやすい吹き抜けの窓の下に電気ヒーターを設置して窓ガラスを温めることで、冷えた窓ガラスで空気が冷えることを防ぎ、コールドドラフト現象を軽減することができます。

電気ヒーターは家が完成した後であっても導入できますから、「いざ住んでみたら寒い…」という時の有効な対策としても使えます。

シーリングファンを設置

シーリングファンのメリット

天井にシーリングファンを取り付ければ、天井に集まった暖かい空気を全体に循環させてくれます。このほか、循環することで部屋の中に干した洗濯物が早く乾く・見た目がおしゃれでインテリアとしても有効といったメリットがあります。

シーリングファンのデメリット

シーリングファンを取り付ける場合は、ある程度の天井の高さが必要になります。設置する際にはプロの手が必要なのはもちろん、天井の高い場所にあるので掃除がしづらいというデメリットが。シーリングファンは稼働する羽の部分に埃が溜まりやすくなりますので、掃除をする場合にはシーリングファン用の掃除道具を購入するか、専門業者に依頼するようにしましょう。

床暖房・全館暖房にする

1階を床暖房、もしくは全館暖房にするのも吹き抜けの寒さ対策に有効。全暖房をすれば上下の温度差にムラが無くなり、使っていない部屋や北側の日が当たりづらい部屋も結露になりにくくなります。また、室内がいつも一定温度・湿度に保たれるため、アレル物質のカビやダニの発生防止にも対策にも繋がります。

吹き抜け空間を小さくする

吹き抜けは広さと比例して寒くなるリスクが上がるため、そもそもの間取りを決める際に吹き抜け空間を小さくすれば寒さ対策に繋がります。

ロールスクリーンやカーテンを取り付ける

窓に断熱性のあるロースクリーンやカーテンを取り付ければ、窓から逃げる熱を遮断してくれます。

サーキュレーターを設置する

空気を滞留させず掻き回してくれるサーキュレーターもおすすめ。サーキュレーターは洗濯物を乾かす時にも効果的です。

寒い以上のメリットも沢山!吹き抜けのある家の特徴

明るく開放的な雰囲気になる、同じ広さでも広く見える…など、メリットが沢山ある吹き抜けの家ですが、デメリットも存在します。ここではメリット・デメリットについて紹介します。

吹き抜けのある家のメリット

採光に優れ、明るい家になる

吹き抜けのある家は光が1階まで差し込み、部屋全体を明るい空間にしてくれます。

解放感を感じられる

天井が抜けているため空間が上に開け、部屋全体が広々とした開放的な印象になります。

家族での会話が広がる

1階と2階が吹き抜けで繋がっているため、2階で子供達が勉強したり遊んでいても1階からの声が届きやすく、気配を感じることができるなど、コミュニケーションの輪が広がります。

風通しがよい

温かい空気は下から上に流れるため、吹き抜けになっていることで空気が滞留してよどんでしまうのを防いでくれます。また、室内の全体の換気をするうえでも効果的です。

おしゃれな雰囲気になる

リビングを吹き抜けにし、シースルー階段を設置すると、さらに開放的でおしゃれな雰囲気に。床や天井、階段の素材や照明器具によって、モダンからナチュラルまでさまざまなイメージを創り上げることができるでしょう。

吹き抜けのある家のデメリット

光熱費が嵩みやすい

吹き抜けの家は寒さ対策が必要になるため、光熱費が通常の家より高めになってしまいがちです。

掃除が大変

天井が高いため、シーリングファンなどの高い場所にある器具の掃除に時間と手間がかかってしまいます。

音や匂いが気になる

リビングキッチンが吹き抜けになっている場合、料理をした際の熱や空気が2階に上がって匂いがしたり、空間が空いている分物音や声が響きやすい傾向にあります。

家づくりは決断の連続です。

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建てるために決めなければいけないことは山ほどあります。

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札幌の注文住宅施工棟数NO.1の住宅会社の、吹き抜けの施工事例

北海道・札幌で施工棟数NO.1の住宅会社「豊栄建設」では、吹き抜けの家を建てられた方が沢山いらっしゃいます。ここでは、北海道でも寒くない吹き抜けの家の施工事例を少しご紹介しましょう。

変形地でも明るく開放的な「吹き抜けの家」

変形地の細長の土地を上手に活用するために、1階と2階を吹き抜けに。吹き抜けの窓と吹き出しの窓を大きくすることで、少し小さめの土地でも明るく開放的な住まいを建てることができました。

光をめいっぱい取り込んだ「吹き抜けの家」

せっかく吹き抜けにするなら、できるだけお日様の光を取り込みたいという奥様のご希望で、吹き抜けに設置した階段の腰壁をクリアパネルに。さえぎることなく光をたっぷり届けてくれる、お気に入りの空間になりました。

キャンプ気分で癒される「吹き抜けの家」

開放感を増すため、吹き抜け部分の梁を5本から3本に減らし、広々した天井に。構造計算をやり直してお客様のニーズに応えました。憧れの薪ストーブを設置して、冬が来るのが楽しみな家になりました。

豊栄建設は札幌市中央区にショールーム「ハウジングラボサッポロ」を構えており、どんな家づくりにしたいかを体感し、無料で何度でも見比べていただける空間をご提供しています。

見学の際にお子さんが遊べるキッズルームもご用意していますので、ご家族連れでのご来店も大歓迎。住まいに関するちょっとした疑問や相談などについて、専門スタッフが丁寧に対応しますので、お気軽にご相談下さい。

★豊栄建設のショールーム「ハウジングラボサッポロ」についてもっと詳しく>>

※豊栄建設株式会社とグループ企業であるロゴスホームの戸建住宅の実績(2021年1月~12月)/住宅データバンク調べ

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