セントラルヒーティングのパネルヒーターを設置するべき場所とは?

パネルヒーターのおすすめ設置場所

セントラルヒーティングは各所にパネルヒーターを設置することで、建物全体をムラなく温める暖房機器。

パネルヒーターのおすすめの設置場所を確認していきましょう。

窓際

パネルヒーターを窓際に設置するのがおすすめです。

窓際に設置する理由としては、窓からの冷気遮断・コールドドラフト現象の予防・窓の結露防止の3つが挙げられます。

コールドドラフト現象とは、冷気が足元に溜まり床や足が冷えて体感温度が低くなってしまう現象のこと。

コールドドラフト現象を防止するためには建物の中に冷気がない状態を作ることが重要なため、窓際にパネルヒーターを設置して冷気の侵入を防ぎましょう。

足元からの冷えがなくなれば体感温度は上昇し、靴下やスリッパを履かなくても暖かく過ごすことが可能です。

結露とは、建物内の温度差によって空気中の水分が窓からの冷気によって冷やされ、水滴が付着すること。

セントラルヒーティングは建物内の温度を均一にして窓からの冷気を防ぐため、結露が防止できます。

以上のように、窓際にパネルヒーターを設置すると様々なメリットが生まれるため、ぜひ設置を検討してみてください。

玄関

玄関も窓と同様に冷気が入ってきやすい場所のひとつですが、リビングと玄関はドアによって区切られていることが多いため、リビングからの暖気が届きにくい場所になります。

玄関にパネルヒーターを設置すればドアからの冷気を防ぎ、家に入ってすぐに暖かさを感じることができるでしょう。

その他、雨や雪で濡れた靴を乾かせるというメリットも。

雪が多い北海道などの寒冷地に住む方の中には、濡れてしまった靴を乾かすためにストーブの前やお風呂場へ持っていったことがある人も多いのではないでしょうか?

玄関にパネルヒーターを設置すれば、濡れた靴を家の中まで持ってくる必要はありません。

足元の冷えも防止してくれるので、寒冷地の住まいの玄関にはパネルヒーターの設置をおすすめします。

トイレや脱衣所など

トイレや脱衣所にパネルヒーターを設置すれば、ヒートショックを予防できます。

ヒートショックとは、温度差によって血圧に急激な変化が起こり、頭痛やめまい、高齢者であれば心筋梗塞や脳卒中などの可能性が高まってしまう健康被害のこと。

消費者庁の「冬期の高齢者の入浴に関する注意事項」では、ヒートショック防止のために仕切られた部屋も暖めたほうが良いと言われています。

お風呂上がりに寒い思いをしないためにも、脱衣所やトイレなどの閉鎖的空間にもパネルヒーターを設置しておくと良いでしょう。

※参照:消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!-自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-」

部屋に設置するパネルヒーターの注意点

パネルヒーターはストーブなどの暖房機器と比べると火事などの心配は少ないですが、家具の位置やカーテンによって暖房効率が下がったり使いにくくなったりすることがあります。

知らずに設置して後悔しないために、設置の際の注意点を確認しておきましょう。

家具との位置関係

パネルヒーターには熱を送り出す機能が備わっていないため、パネルヒーターの前に家具や家電を置いてしまうと熱がこもってしまいます。

熱がこもると家具が変色や変形してしまう可能性もあるため、注意が必要です。

また、パネルヒーターには温度を調節するサーモバルブと温度変化を感知するセンサーが搭載されています。

家具がパネルヒーターの前にあると、物理的にサーモバルブを操作できない場合や温度感知センサーが正常に働かせないケースもあるでしょう。

センサーが遮断されていると、せっかく暖房をつけていてもヒートショックが起こってしまったり建物内の温度が均一ではなくなってしまったりと、セントラルヒーティングの良さを潰してしまいます。

パネルヒーターの位置を決める際には、最低限の家具配置も決めておくようにしましょう。

カーテンの長さ

結露やコールドドラフト減少を防ぐため、パネルヒーターは窓際に設置するのがおすすめですが、窓に付けるカーテンの長さには注意が必要です。

パネルヒーターにはファンがついていないため、暖かい空気は自然対流の効果で上昇します。

しかし、カーテンがパネルヒーターに被ってしまう長さだとカーテンの内側に暖かい空気が流れてしまい、部屋が暖まりません。

また、外と内側に大きな温度差が発生してしまい、結露が発生しやすくなります。

熱に弱いカーテンの場合は強い熱が当たり続けることで縮む可能性もあるため、パネルヒーターとの距離を考えて設置しましょう。

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※豊栄建設株式会社とグループ企業であるロゴスホームの戸建住宅の実績(2021年1月~12月)/住宅データバンク調べ

※参照:日本建築学会環境系論文集(第84巻 第758号,397-405,2019年4月)「北海道全域の住宅を対象としたエアコンによる冷暖房利用実態調査」

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